久々に寝坊してしまい、H君からの電話で目を覚ました。
時計は9時を少し回っていて、H君はすでに店の前に来ているらしい。
昨日看板のデザインの下絵を看板屋さんに渡していたのですが、
もう4種類くらいのサンプルを仕上げて持って来ているので確認
してほしいとのこと。バタバタと支度をして、店までダッシュ。。
サンプルを見せてもらったが、どれもイメージしていたものと違う。
なんと言うか、依頼したものと別モノがあがってきていた
確かにケーキ屋ではあるが、頼んでもいないケーキの写真が
でかでかと印刷してある。。。私の心中をしらない看板屋さんは
「どうだ!かっこいいだろ!」と得意気な顔。。。う~ん、気を利かせて
くれたのは分るのだけれど、これはどう見てもダサイ(苦笑)
H君も同様に苦笑い。さすがにOKは出来なかったのでもう一度お願い
することにしました。今度は手間を省けるように、看板屋さんの
お店について行ってパソコンで気に入ったデザインになるよう、
あれこれ見せてもらいながら選び、決定しました。
看板が完成したら、画像もアップしようと思います。
一方、内装工事はというと、
厨房スペースの半分ほどのところまで、タイルの貼り付け作業が進んでいます
下の画像の水玉のようにみえるのは作業で舞い上がった土壁が砕けて塵状に
なったもの。この中でマスクもつけず作業を続ける作業員さんたちは大変です。
日本から持って来ていたマスクがあったので渡そうとしたのですが、
いらないとのこと。。大丈夫ですかね。。。
H君は午後から固定電話の申込へ。100元分の通話料と電話機がついて
申込料金108元なり。。おお、安い!って本体は8元ってこと?
携帯電話だったら1000元以上するものも平気で売っているのに
この差はなんなんですかね。もちろん通話料も固定の方が安いです。
またしても中国の物価に困惑しましたが、安いのは歓迎です。
店の看板を付ける土台となる部分(入口の上部)を工事する際
店の前に、高いところの作業をするための足場を作って作業員さん
が仕事をしていたのですが、ここでトラブル発生。
作業員さんたちの動きが止まり、隣の雑貨屋さんは店の前に出していた
商品を慌てた様子で片付けています。少し離れた店でもみんな片付け。
さらにH君の表情がなんか変。。。なにが起こったか理解するより先に
一台のワゴン車がゆっくりと近づいてきて、私の店の前あたりで停止。
車内には中国の警察(公安)によく似た制服を着た人が4~5人乗っています
スピーカーからなにやら言っています。(警察が違反の車を追っかけている時に
「そこの車、止まりなさい!」ってやってるアレのような感じ)
するとH君がワゴンまで行ってしばらくなにか話していました。
みんなその様子をだまって見ています。緊迫した空気。。。
しばらくしてワゴン車は去って行きましたが、H君の表情は微妙なままで
私に分かるように説明してくれました(他の人は理解している様子)
武漢では街を管理する役人がいて、公共のスペース(歩道や公道など)で
で個人的な作業や商品陳列などをする場合、事前に申し込んでお金を
払わなければいけないらしく、無断でしていると注意をうけるのです。
ようするに場所代払えってことらしいです。
でもほとんどの人は無許可で公然と使っていて、見回りが来るとササっと
片付ければいいぐらいに思っているようです。工事の足場をそんなにすぐに
片付けることなどできないので、見つかってお咎めを受けたというわけ。
後日こちらから管轄の役所に出向いて、指導(罰金)を受けるということでした
ルールを守らないとこうゆうことになるのです。私は知らなかったとはいえ
潔く罰金を払おうと、H君と話していると、隣の雑貨屋のご主人が寄って来て
「行かなくていいよ、罰金高いから。大丈夫、大丈夫。」と言ってきました。
「ええ~!」(心の声)と思いましたが、店の外側での工事はほぼ完了という
ことでH君も役所に行く気はない様子。。。まじですか(汗)
なにかと厳しい中国で、人々はいろんな意味でたくましく?生きている
ことを思い知らされました。。。
それにしても本当に大丈夫なんでしょうか。その後どうなるのかは
後日ご報告します。