昨日製菓材料のお店に行って、基本的な材料を注文してきました。
今日の午前中に配達をしてくれるよう頼んでいたのですが、届いたのは
午後3時すぎ。。。12時を過ぎたところで電話を掛けると、忙しくて午前中は
間に合わないと言われて、店を離れることもできず待ちぼうけ。
やっと届いた食材をチェック。私もH君も食材の価格の相場を知らないので
今日は製菓の経験のある知り合いにスケットに来てもらい、妥当な値段かどうか
教えてもらいました。昨日の注文の際にH君と日本語でやり取りしながら注文し
ていたので、案の定「外国人価格」に設定されていました。
今回は少量の注文だったこともあり、そのままの価格で購入しましたが
これから先のために価格についてきちんと交渉しなければなりません。
中国全土でそうなのかは分かりませんが、物の価格は売る側が相手をみて
決めることが多々あります。外国人だけでなく、話す言葉から地元の人間では
ないと分かると急に値段が上がったりもします。
H君は武漢人なのですが、注文している時に日本語も話していたので日本人に
間違えられたようです。材料屋さんの店主はびっくりした様子で「あなた武漢人
なんですか?外国人かと思っていた!」といっていました。
次回からは適切な価格でお願いしたいものです。
配達が予定よりも遅れた影響を受けて、今日は予定を一つキャンセルして
「METORO」という外資系(ドイツだったかな)の業務用スーパーへ。
経営者向けで一般の人は中には入れますが、会員カードのようなものがないと
購入できません。外国製品を多く取りそろえ、品数、量、共に武漢一品揃えが
多いと思います。ここ以外では売ってないものだけここで購入します。
輸入品はどれも割高な気がしますが、ここにしかないのでし仕方ありません
二人して両手いっぱいの荷物を店まで持ち帰り、今日の仕事は終了。
11月22日は、相棒H君の誕生日!親しい友達と集まって食事をすることに。。
今日の主役のH君が食べたいと選んだものは、「火鍋!」
名前からして辛そうなこの食べ物。。武漢で火鍋のお店をたくさん見かけては
いたのですが、辛さに耐性のない私はいままで食べる気になりませんでした。
初体験の火鍋の味は。。。辛い!でも美味い!
今日行ったお店ではこんな感じの見た目でした。エビがたくさん入っていて
スープは見えにくいですが真っ赤です。エビを食べ終わったらスープを足して
野菜や肉(今日は羊肉と牛肉でした)を入れて煮ながら食べます。
辛さが苦手な人は中央の辛くないスープでいただきます。
ラー油の膜がはるほどに真っ赤な、アツアツのスープで煮えた具を汗だくになり
ながらお腹いっぱい食べました。辛いけど癖になりそうです。
辛さへの耐性もすこしずつ出来てきているようです(笑)
H君、生日快楽!
#
by patissier_m_k
| 2007-11-22 23:29
| 食べ物
予定通り機材の搬入&設置が無事に終わりました。
一番幅の多きなオーブンがすんなりと入るか心配でしたが、ぎりぎりでセーフ。
せっかく買って入らなかったら泣くしかないですもんね。
オーブンです。
取っ手はこの後
付けました。
隣はラック。
オーブンの右隣
はミキサー。
卵を泡立てる
時に使います。
冷蔵庫と冷凍庫
です。
オーブンと対面
で配置。
作業台付きの
冷蔵庫です。
上に小型の
ミキサーが置いて
あります。
全体的にはこん
な感じの配置に
なっています。
オーブンの前に少し幅の狭い、細長い形の作業台をあと一本設置します。
作業動性からいってもぎりぎりのスペースなのですが贅沢は言えませんね。
後はガス台と水周りの整備が済めば厨房は使えます。
収納スペースが少ないのでこれから徐々に棚などを増設していくことになると
思いますが、現段階ではこのくらいが限界。。
仕事しながら使いやすいようにしていくしかありません。
注文していた箱や袋などもそろそろ出来上がるらしく、年内の開店も現実味を
帯びてきました。
#
by patissier_m_k
| 2007-11-20 20:38
| 準備
電熱器、買いました!いや~このところの寒さにまいっていたんですが、
これで少しはましになります。小さいけれどたのもしいですね。
持って帰ってさっそく試運転。おお~!あったかい!
一人暮らしには広すぎる部屋なので、全体を暖めるのは無理ですが
きっと活躍してくれるでしょう。
今日は「王家巷」という厨房器具を売っている店が集まる通りに行ってきました。
長江のすぐそばにあって製菓用の重機やこまごまとした道具などもここで探し
ます。昨日もここに来て、厨房に入れる重機を一つの店でまとめ買い(割引きを
してもらうため)したので、明日には搬入です。
オーブン、冷蔵庫、冷凍庫、作業台、ミキサー、製氷機、ショウケースなどの
重機、しめて3万3千元なり。日本の価格からは考えられないくらいに安い!!
割引してもらったとは言えど、すべて新品ですよ?
武漢の人からすれば高いのかもしれませんが、厨房器具に関してはやはり
日本と比較してしまいます。頭の中では「バンザ~イ」って感じです。
明日、搬入された様子を紹介します。
「王家巷」(ワンジャーシャン)で昼食をしたのですが、行列のできる「炸醤面」
(ジャージャンメン)のお店で食べました。店の名前は忘れましたが王家巷で
聞けばだれでも知っていると思います。画像はこちら↓
まずチケット3.5元を買い、店の外にある大きな鍋(面をゆでる)の前に並び、
チケットを渡し待つこと2~3分、店員さんが湯きり網で素早く面(麺)を上げ
お皿の中へ。別の店員さんが受け取って面の上に肉味噌をのっけてくれます。
このとき、辛いのいるか?と聞かれるので、迷わず「不要」と言いました。
面の入ったお皿を渡されたら店内へ。「お好きなだけどうぞ」の香菜と細切り
昆布とさやいんげん豆の酢漬けのようなものを細かく刻んだものを好きなだけ
トッピングして混ぜる!一気に食べる!いや~美味しかった!
安いし美味しいし、並ぶ価値ありですよ~。
#
by patissier_m_k
| 2007-11-19 22:22
| 食べ物
日本でケーキ屋をする場合(経営者としての経験はありませんが)
ほとんどのものはケーキ屋に関わる業者さん(問屋)があって、電話一本で
こちらまで出向いてくれてカタログの写真を見ながら選び、購入することが
出来ると思います。材料にしろ特殊な道具にしろ業者さんが研究開発して
「こんなものがありますけど使ってみませんか?」と売り込みにくることも
よくあります。
武漢ではと言うと、まずはどんなものが揃うのか幾つもの小さな店を回って
探し、なければ特注するか日本から持ち込むかのどちらかになります。
しかも日本によくある、製菓用資材を幅広く取り扱っている問屋のようなお店
は無く、欲しいものに合わせてそれぞれの専門分野のお店に依頼する必要
があります。
探しても見つからなかったものの一つが、スポンジケーキを焼くときに型に
敷く紙です。紙ぐらいなんとでもなる、と思っていたところ、これがなかなかに
面倒なことになりました。紙を購入しようにもまずどこに店があるのか分かり
ません。以前に紹介したのですが、武漢では同業のお店が集まっているので
紙屋の集まる通りを探します。見つけるのに半日かかりました。
大きな紙が500枚一束で200元、紙の価格は日本と比べても大差なく、こちら
の物価で考えると結構高いです。購入したお店で使うサイズに合わせてカット
してほしいと寸法をメモに書いて渡すと、「うちではやらないよ」と一蹴。
え?なんで?カット代払ってもいいから切ってほしいのに。。。
「切るんなら紙切り屋さんにいけばいいよ」と言われ、紙切り屋へ。
紙屋さんでカットもすれば合理的でカット代も稼げるのになんでやらないのか
疑問に思ったので、H君に聞いたところ、紙屋さんがカットまでやってしまったら
紙切り屋さんは潰れてしまうからやらない、と教えてくれました。
そこらへんは暗黙のルールのようなものがあるようです。日本だったらとっくに
淘汰されているでしょうね。。
紙切り屋さんにて、裁断を依頼。7㎝×40㎝、50㎝、65㎝の三種類の帯状の
紙と、直径が12㎝、15㎝、18㎝の丸い紙をお願いすると、
「うちじゃ丸は切れないよ」・・・・・なんだって?紙切り屋さんですよね?
脱力感に襲われながら、円形の紙を切れるお店を探しに行きました。。。
青年路という大きな通りから名前もない小さな横道に入り少し行くと町工場
がいくつか並んでいてそのうちの一つに入りました。
裁断用の金属製の丸型を作ってもらうためです。H君の知り合いに教えて
もらってここまで来たのですが、このお店はなんとなく雰囲気が違います。
聞けば、少数民族の経営する工場だそうで、H君のほうも恐る恐る入った
ような感じです。私には分からない感覚ですが一つの国に多数の民族が
生活している中国では、民族間での偏見や軋轢も少なくないそうです。
ただ私にも分かったことは、数人の男の人がH君にも理解できない言語で
話していることと、とにかく態度がよろしくないこと(汗)
ですが他に頼めるところも知らないので、お願いすることにしました。
H君が丁寧に説明すると「すぐに出来る」との返事。翌日には無事裁断を終え
紙については問題解決です。
と、型紙一つでかなりのエネルギーを消費しました。おまけにちょっとスリルまで
味わってしまえるとは(苦笑)
前後しましたが紙切り屋さんで紙を裁断してもらっている様子を紹介します。
迷いましたが、怪しい町工場の画像は撮りませんでした。。。
#
by patissier_m_k
| 2007-11-18 22:15
| 準備
武漢はめずらしく雨が続いています。こんな時間だというのにどこからか
カラオケに合わせて歌う中年と思われる男女のデュエットが大音量で
聞こえてきます。ほぼ毎晩夜10時ごろまで聞こえます(苦笑)
今日はお昼頃から内装工事の業者さんに最後の点検と店内に残された
ゴミの撤去と掃除をしてもらいました。
私は午前中は近くの大手スーパーへ買い物です。初めて見たわけでは
ないのですが、日本では見かけない食材の写真を撮ったので紹介します。
苦手な方。。申し訳ありません。
食用の蛙です
鶏肉に似た食感
だそうです。
「黒魚」という名前
の淡水魚です。
武漢でよく食べる
機会があります。
こちらは鯰。
こちらをじっと
見つめています。
大小2種類入っ
ていました。
亀です。
ミドリガメに
似ていますが
こちらも食用。
異国のスーパーに行くのは好きですね。その国の文化の根底を見た気に
なります。日本で経験したことのない食材については必ず一度はトライして
みようと思っています。さすがに自分で捌くのはちょっと無理かな(汗)
午後、お店に行くとすでに掃除が完了したとのこと。。。
業者さんは入口の鍵を返してすぐに帰ってしまいました。料金は後日請求。
店内を見ると、床のゴミや砂は無くなっていましたが拭き掃除をした痕跡は
ありません。これで終了なの?
しかたなく相棒H君とふたり、壁と床の拭き掃除です。。。
製菓用の重機の搬入の打ち合わせのために厨房機材のお店に行く予定は
明日に延期、機材を入れる前にきれいにいておきたいですからね。
日頃使ってない筋肉を酷使したので筋肉痛は確実です(笑)
長いブランクのリハビリにはちょうどいい運動になりました。
#
by patissier_m_k
| 2007-11-17 21:18
| 武漢